似顔絵を描いてもらうことを、いわば趣味としている人もたくさんいます。
まだ描いてもらったことのないイラストレーターを見つけては、依頼して他のイラストレーターの絵と比較して楽しむのです。
絵のタッチや技法は千差万別。

自分の顔の特徴や良いところを上手に見つけて描いてくれるうえ、人によって全く違った雰囲気の絵が出来上がるため、とても楽しい経験となります。

また、対面式ならイラストレーターとの語らいも楽しみのひとつですよね。
そういったものを満足するまで味わえる祭典があります。それは似顔絵師の大会です。

日本全国から、時に世界からプロが集まり、似顔絵を描いて優劣を競うのです。
その評価の基準は大会ごとに違いますが、ほとんどの場合お客さんに会場に入ってもらい、それぞれの開設ブースを回ってもらいます。

そして、気に入ったところで絵を描いてもらい、後ほどお客さんが投票を行うのです。
プロにとって大事なアピールの場となりますが、同時にゲストにとっても多くのイラストレーターに絵を描いてもらえる機会ともなるので、双方に大変メリットのあるイベントです。

まだまだ日本では一般的なイベントではなく、それぞれ各地の団体や自治体が比較的小規模に行っていることが多いよう。

しかし、年を追う毎に大会規模や、集まるプロの数や客の入り数が増えていっているので、これからさらに発展していくことが見込まれます。

海外では国際的な祭典としてかなり大きなイベントとなっているところもあるので、いずれ日本でもそのような大規模なイベントとして成長していくかもしれませんね。

日本の似顔絵と海外のものを比べてみると、色々な違いがあって興味深いものです。

海外でも日本のように、個性を強調して描く手法が用いられることがありますが、やはり似顔絵というと写実的なイメージが強く、デフォルメを使用するのは漫画や、新聞などの風刺画に偏った傾向のようです。

とはいえ、似顔絵を描くとなると、写実的であろうとデフォルメであろうと、どうしても目立つ顔のパーツや位置関係が強調されることになります。

ここから、日本人の顔と外国人の顔の造りが根本から違うということを見て取ることができます。
顕著にそれが表れるのが、眉毛と目との距離です。

特に西洋人は眉と目の距離が大変近く、絵に描くとほぼくっついているのではないか、と感じられるほどです。

プロにも役立つ似顔絵の描き方について

日本人は逆に、距離が長くはっきりと目と眉の境があります。もちろん、実際には外国人の目と眉の間の距離はあるのですが、平面に離れているのではなく、立体的なのです。

つまり、眉からまぶたに至る部分がくぼんでいて、真正面から見るとくっついているように見えるのです。

この違いは顔の印象を大きく変えます。
よく「顔が濃い」という表現を用いますが、この「濃い」というのは立体的であるとも言い換えられます。

日本人は顔が平面的でくぼみが少ないのに対し、外国人は上記のようにくぼみが大きく、立体的な顔の造りをしています。

そのため、見るアングルによって表情が変わり、印象が変化します。
外国の似顔絵が正面から描くより、斜めからの目線で描かれるのもそうした理由があるのです。

結婚式でゲストを真っ先にお出迎えするウェルカムボード。
手作りしたり凝った装飾を施したものが多いですが、中でも似顔絵をウエルカムボードとして使用するカップルが増えてきています。

結婚式に使うためということを伝えて作家の方に絵を描いてもらうと、幸せがあふれ出してくれるような雰囲気に仕上げてくれるのでピッタリです。

また、様々なイベント・記念に似顔絵のプレゼントをするという方も増えてきています。

誕生日、開店祝い、卒業記念など、どんなイベントのために作成したいのかなどの希望を作家に伝えると、そのイベントらしさのある絵に仕上げてくれます。

服装などを合わせて描いてくれるの場合もあるので、仕上がりにワクワクしますね。

私も、友人の結婚式の際に似顔絵のプレゼントをしたことがあります。

友人には自宅で飼っているペットのワンちゃんがいたのですが、結婚式場にはつれて来られないので、その日は自宅でお留守番をさせると言っていました。

ウェディングドレス姿で一緒に写真を撮りたいと残念がっていました。
こうした希望を叶えるには、似顔絵がピッタリなのです。

大切な愛犬のイラストを

結婚式の写真とペットの写真を作家に渡してお願いすれば、同じキャンパスの中にウェディングドレス姿の友人と、ペットが一緒になった姿を描くことができますよね。

大切な家族の一員である愛犬が亡くなってしまったときに、お気に入りの一枚からやさしい似顔絵を描き出します。

大切なペットの似顔絵を可愛く描きます

写真に残せなかったものでも、絵にすれば可能となることがたくさんあります。

遠くに離れているおじいちゃんおばあちゃん、病気などで亡くなってしまったご家族との姿を・・・と頼まれる方も多いようです。

様々な利用方法でもっと似顔絵の世界が広がっています。

イベントなどがこれからあるという方はぜひ似顔絵をプレゼントしてみてはいががでしょうか。
最短で7日ぐらいで仕上げることができる業者もありますので、急ぎのイベントでも利用できますね。