この記事では感謝状の人気の秘密、シーン別に例文のご紹介しています。
誕生日や退職祝い、結婚記念日、お世話になった先生になど、特別な日の贈り物に“感謝状”が大変喜ばれます。
お祝い時の感謝状とは
感謝状、というと一般的には功績を遺した人や功労者へ感謝の意を込めて贈られるものです。そう簡単にもらえるものではなく、貰った感謝状を大切に額に入れて、飾っている家庭もあるのではないでしょうか?
このような、政府や警察、市町村、公益法人などから贈られるお堅い感謝状ではなく、家族や友だち、上司や恩師などへ気軽に贈る、感謝状のプレゼントに注目が集まっています。
感謝状には3つの特徴があります。
「特別感を演出できる」
「感謝やお礼の気持ちが伝わりやすい」
「世界で一つの宝物になる」
心をこめて書いた手紙も素敵なのですが、読んだ後はしまわれてしまう場合が多いでしょう。
その点、感謝状は部屋に飾っていつでも読み返せることもあり、年齢を問わず選ばれています。
感謝状は誰が書くの?
「大切な人に感謝状を贈りたい」
そう思った時に気になるのが、どのように準備を行うのか、という点です。
感謝状だけでなく一般的な賞状も含め、文字を書くのは賞状書士、賞状筆耕士と呼ばれる人や、書道家、もしくは芸術家などの作家さんが多いと思います。素人が上手に書くことはかなり難しいでしょう。
そのため、感謝状の作成経験が多い、プロへと依頼することで、美しい仕上がりが期待できます。デジタルで印刷したものから、筆で丁寧に1枚1枚書き上げたものまで、さまざまな種類がありますが、贈り物にする場合は手書きの感謝状を選ぶのがおすすめです。
「賞状書士の知り合いがいない」
という場合も、インターネットを通じて感謝状を依頼できるサイトが多くありますので、利用してみましょう。
感謝状の内容はどう決める?
感謝状を用意したい、と思うほどの相手であれば、あふれるほどの感謝やお礼の言葉を浮かんでくるでしょう。ところが、感謝状の文字スペースには限りがあることや、あまり文字数が多いと見づらくなることから、上手に文章を納める必要があります。
「文章を考えたり、書いたりするのが得意!」
という場合は良いのですが、そうでない場合は、頭を抱えてしまうケースもあるでしょう。
こんな時は、感謝状を制作している作家へ相談してみましょう。
相手の職業や年齢、贈りたい理由に合わせたサンプルが用意されているため、そこから選択できます。
親しみを込めた、感謝状の例文
家族への感謝状
1お母さんへ ありがとうの気持ちを込めて 毎日美味しいご飯を作ってくれて、本当にありがとう! 朝早くからお弁当を作ってくれて、本当に感謝しています。いつまでも元気でいてね。家族みんなから、気持ちを込めたプレゼントを贈ります。
2お父さんへ 感謝の気持ちを込めて いつも家族のために一生懸命働いてくれて、本当にありがとう! これからも、身体に気をつけていつまでも元気でいてね。
3お母さんへ 感謝の気持ちを込めて いつも笑顔で家族を支えてくれるお母さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。 毎日の「お帰りなさい」の一言が、私たち家族を優しく包んでくれました。
家族みんなから、お母さんへ感謝状を贈ります。
退職の感謝状
1○○さん、お疲れ様でした! あなたの前向きでチャレンジ精神旺盛な姿勢は、私たちのモチベーションアップにもつながっていました。これからも、新しいフィールドで頑張ってください!
2仕事のことはもちろん、私生活でのアドバイスやおしゃべりも、いつも楽しかったです。一緒に過ごした時間は、私たちにとって宝物です。これからは、お時間のあるときに、また一緒に過ごせたらと思います!
3退職おめでとう! ○○さん。 私たちにとって、あなたはずっと家族のような存在でした。またお会いできる日を楽しみにしています!
感謝状にもう一工夫
「テンプレートでは物足りない……」
という場合は、感謝状に載せたい気持ちを、箇条書きで構いませんので、書き出してみてください。書いて欲しい内容を反映した感謝状を作成してくれるため、気軽に相談してみましょう。
感謝状に特別感をプラスしたい!
特別な人へ日ごろのお礼を込めて贈る感謝状。
それだけでも十分に素敵ですが、さらに特別感をプラスしたいなら、もうひとひねりしてみましょう。
感謝状をただ1枚渡すのではなく、額縁に入れた状態でプレゼントすれば、そのまますぐに飾ることができ、豪華な印象にもなります。
贈る相手の似顔絵や大切にしているものをイラストで入れるのも良い手段です。
仕事の制服姿、大切なペットと一緒の絵、大好きな食べ物やお酒を持って、など相手に会ったイメージでオーダーすることで、より笑顔を引き出せるでしょう。
また、業社によって、感謝状のデザインが固定化されている感謝状、枠の部分まで指定できる感謝状、などこだわりがさまざまです。
気になるショップを見つけたら、どこまで希望を叶えてくれるのかを必ず確認してからオーダーするようにしましょう。
感謝状を渡すシチュエーションは?
感謝状を渡すなら、相手の心に伝わるよう、ベストなタイミングで贈りたいものです。
遠方でなければ、直接会って手渡しすると、嬉しい表情に出会えるでしょう。
お店でお祝いをしながら、という場面も素敵です。
せっかくの感謝状ですので、個室などを予約し、読み上げながら渡すと、忘れられない一時を演出できます。
「特別な席な緊張してしまう…」
というタイプの相手の場合は、自宅や旅行先など、身内だけの場を用意しましょう。
遠方に住んでいる相手の場合は、感謝状へ写真を添えたり、感謝状へ家族のイラストを入れたりしても喜ばれます。
感謝状と合わせて、花束やプレゼントを用意するのも人気のアイデアです。
最初に花やプレゼントを手渡して、最後にサプライズとして感謝状を贈れば、より印象に残るでしょう。
まとめ
人気の贈り物として注目の感謝状。
若い世代には知られるようになってきましたが、感謝状を受け取る年上世代にとっては目新しく、喜んでもらえるプレゼントになっています。
文字へ心からのありがとうを込めて、感謝の気持ちを伝えてみませんか?
普段は面と向かって言えない言葉も、感謝状なら素直に伝えられるはずです。