似顔絵を描いてもらうことを、いわば趣味としている人もたくさんいます。
まだ描いてもらったことのないイラストレーターを見つけては、依頼して他のイラストレーターの絵と比較して楽しむのです。
絵のタッチや技法は千差万別。
自分の顔の特徴や良いところを上手に見つけて描いてくれるうえ、人によって全く違った雰囲気の絵が出来上がるため、とても楽しい経験となります。
また、対面式ならイラストレーターとの語らいも楽しみのひとつですよね。
そういったものを満足するまで味わえる祭典があります。それは似顔絵師の大会です。
日本全国から、時に世界からプロが集まり、似顔絵を描いて優劣を競うのです。
その評価の基準は大会ごとに違いますが、ほとんどの場合お客さんに会場に入ってもらい、それぞれの開設ブースを回ってもらいます。
そして、気に入ったところで絵を描いてもらい、後ほどお客さんが投票を行うのです。
プロにとって大事なアピールの場となりますが、同時にゲストにとっても多くのイラストレーターに絵を描いてもらえる機会ともなるので、双方に大変メリットのあるイベントです。
まだまだ日本では一般的なイベントではなく、それぞれ各地の団体や自治体が比較的小規模に行っていることが多いよう。
しかし、年を追う毎に大会規模や、集まるプロの数や客の入り数が増えていっているので、これからさらに発展していくことが見込まれます。
海外では国際的な祭典としてかなり大きなイベントとなっているところもあるので、いずれ日本でもそのような大規模なイベントとして成長していくかもしれませんね。