素敵な歳の重ね方

    先日素敵なパーティーに出席させていただきました。

    私が小学校から高校生までの10年間、地元大分県で習っていたモダンバレエ教室の先生の古希のお祝いです。


    大分市内にある後藤智江モダンダンススタジオは開設されて30年以上。

    私が初めて足を踏み入れたのは小学一年生の時でした。

    バレエとは程遠いボーイッシュな私生活を送っていた私が、なぜバレエに興味を持ったのかというと、バレエを習っていた友達の見た目や仕草の女の子らしさに憧れを抱いたからです。

    髪を長くしたことも、スカートも履いたこともなかった幼少期、バレエ教室のキラキラした雰囲気の虜になりました。

    モダンバレエとクラシックバレエは大きな違いがあります。
    クラシックバレエは昔から伝わる振り付けや音楽を使い踊るのに対し、モダンバレエは振り付け師によって音楽も振り付けもひとつひとつ1から創りあげて踊ります。

    毎年行われる発表会にむけての練習では、先生方が考え、つくってくださった振り付けを教わることから始まります。それぞれの作品に込められたコンセプトを体で表現することの難しさを日々学びました。
    そして発表会当日のあの緊張感と達成感は今でも忘れられません。

    パーティでは先生と昔から親しみのあるご友人の方々や、歴代の生徒さんや保護者、他のバレエ教室の関係者の方々、総勢80名が出席され先生の人望の厚さを感じました。

    当時一緒に習っていた友人にも会え、昔話に花が咲き楽しい時間を過ごすことができました。

    パーティの後半ではともえ先生が今まで立たれた舞台での映像が流れ、感きわまるものがありました。


    バレエの枠を越え多方面の芸術をとりいれ舞台を創ってきた先生を本当に尊敬しています。

    背筋をピンとはり、いつでも笑顔のともえ先生。
    女性の美しさとは内から出るものだと先生を見ていると心からそう思います。

    舞台芸術の奥深さと、またひとつ素敵な歳の重ね方を学ぶことができました。