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11.302020
クリスマスはケーキにチキンが定番? 海外の楽しいXmasをチェック!
クリスマスというイベントが、世界から日本に入ってきたのは有名ですが、24日の夜にサンタクロースからのプレゼント、お祝いはケーキにチキン!というのは、世界中で共通なのでしょうか?
今回は、意外に知らない世界中のクリスマスに迫ってみましょう。
あのケーキ発祥!フランスのクリスマス
フランスのクリスマスは日本でいう正月のような、年に1番の大イベント。カップルではなく、家族で過ごすのが定番です。
12月に入ると、街中がイルミネーションに包まれ、当日の準備が始められます。
フランスでのクリスマスは何といっても豪華な食事が特徴。
フォアグラや生ガキ、スモークサーモン、七面鳥の丸焼きが定番メニューです。
食事の後には、ブッシュドノエルが待っています。
日本でも売られている、可愛らしい切り株型のケーキは、フランスから伝わりました。
クリスマスプレゼントはサンタさんからだけでなく親からも。
プレゼントは、枕元ではなくクリスマスツリーの下に置かれるため、25日の朝は元気にクリスマスツリーを目指す、子どもたちの足音に出会えるでしょう。
サンタクロース村がある!フィンランドのクリスマス
フィンランドのサンタクロース村は、クリスマスが近づくと日本でもよくテレビで目にする場所。大勢のサンタさんが、クリスマスの準備をしていますよね。
そんなサンタさんが住むフィンランドでも、クリスマスな家族と過ごす大切な日。
クリスマスイブの午後には、お店もほとんど閉まってしまうほどです。
クリスマスを祝う食卓は、キンックというハム、もしくはトナカイのオーブン焼きがメインディッシュです。クリスマスにトナカイを食べてしまうとは……日本人からすると、ちょっと驚きの風習ですね。
フィンランドだけでなく、寒いヨーロッパ圏ではホットワインも欠かせません。
フィンランドと言えば、サンタクロースも有名ですが、サウナ好きなことでも知られています。フィンランド人にとって、サウナは身を清める神聖な場所。クリスマスイブの朝には必ずサウナに入り、きれいな身体で大切な一日を過ごします。
クリスマスプレゼントは、クリスマスイブのディナーを食べ終わった後。
子どもも大人もみんな一緒に、プレゼント交換という形で行われます。サンタクロース村があるにもかかわらず、プレゼント交換の方が定番、というのが面白いですね。
真夏のディナーは何食べる?オーストラリアのクリスマス
フィンランドのサンタクロース村と同じく、テレビで見ることの多いオーストラリアのクリスマス。ウェットスーツ姿のサンタクロースが海でピース、そんな姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
オーストラリアのクリスマスは、25日~26日が本番。オーストラリアでも、この日は家族と祝います。暑い季節なので、クリスマスツリーのカラーは白や青、紫、シルバー、といった、目に涼しい色味であることも特徴です。
クリスマスディナーは、なんとバーベキュー!
オーストラリア人はもともとバーベキュー好きで知られ、一家に一つ、バーベキュー台を持っているのが基本なんです。
バーベキューを仕切るのは、どこの家庭でも男性の仕事。
真夏なのでチキンの丸焼きを作ることはなく、お刺身や生ガキなど、冷たいシーフードを並べるのが女性の仕事です。
バーベキューの後は、フルーツケーキのデザート。かつてイギリスの植民地であったことから、クリスマスプディングを食べる家庭も多いそうです。
サンタクロースが来る家庭もありますが、それよりも家族や親せきからのプレゼントがメイン。貰ったプレゼントはクリスマスツリーの下に置いておいて、翌朝開けるのがお約束です。
意外にもクリスマスが浸透!アフリカのクリスマス
こちらも暑い時期にやってくるアフリカのクリスマス。
日本で暮らしていると、アフリカ人とクリスマスがミスマッチのように感じられますが、実はアフリカ人の多くがキリスト教徒。色々な国でクリスマスを祝っているんです。
ここでももちろん、家族で過ごすのが当たり前。
恋人とロマンチックに過ごす、というのはどうやら、日本だけのようですね。
南アフリカではクリスマス休暇があり、ビーチで踊ったり花火を楽しんだり、オーストラリアと同じく、バーベキューも人気があります。
ケニアに目を向けてみると、お正月さながらの盛大なパーティが。
七面鳥も、チキンも、ヤギも!といった風に、これでもかというくらい、御馳走が用意されるんです。子どもたちへも、お年玉のように豪華なプレゼントが待っています。
ガーナでも、同じくお肉メインの食事を作って、自分たちだけでなく、周囲に振る舞います。教会へいってダンスをするのも人気の過ごし方。ドレスを着て、聖歌を歌って、ダンスをして、朝から晩までお祝いムードが続きます。
まとめ
どの国でも家族がそろって、おいしいものを食べて、サンタクロースや家族から貰ったプレゼントをわいわい開けて。そんな、素敵な光景が広がっていました。
ところが、ドイツだけは別。
悪い子にお仕置きをする、ブラックサンタが存在しているんです。
良い子にしていないと、プレゼントに石炭やジャガイモ、時には内臓を贈られたり、袋で叩いたりするという話も……。
日本でも、
「良い子にしないとサンタさんが来ないよ」
そんな語りかけをよくしますが、それがさらに進化してしまったということでしょうか?
日本と世界では、考え方がそれぞれ違いますが、楽しそうな部分は真似しながら、心温まる時間を過ごしたいですね。