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韓国は卒業祝いに小麦粉をかけあう?日本とは違う世界の卒業祝い6選

卒業証書

小学校、中学校、高校、大学……それぞれの節目に行われる卒業祝い。
日本では、家族で食事をしたり、親しい友達と過ごしたりする卒業の日ですが、海外ではどうなのでしょうか?

今回は、世界の卒業事情をくわしくみてみましょう!

ギフトカードが定番!アメリカの卒業祝い

日本では、卒業祝いとして現金を贈るケースがありますが、アメリカではギフトカードを贈るのが一般的です。日本でもコンビニなどで様々なギフトカードが販売されていますが、電子マネー系のギフトカードだけでなく、洋服や飲食店など、特定のショップのギフトカードも人気があります。

高額なプレゼントよりも、年齢に見合った金額のプレゼントの方が安心して受け取れる、という傾向があるため、アメリカの方に卒業祝いを贈る場合は、事前に相場を調べておくと安心です。

新生活に必需品なアレがNG!中国の卒業祝い

高校や大学を卒業後、晴れて就職して一人暮らし。
そんな学生さんも多いですよね。
そのため、お金だけでなく一人暮らしに便利なアイテムをプレゼントするケースが、各国でみられます。

中国ももちろん同じなのですが、中には、新生活に便利なのにもかかわらず、絶対に贈ってはいけないプレゼントがあるんです。

その代表が、時計。
置時計でも、掛け時計でも、絶対に使えるのになぜ?って思いますよね。

これは、時計という言葉の発音にあります。
時計は中国語でジョン、贈るをソンと言い、時計を贈るはソンジョンという言葉になります。このソンジョンという発音で表す別の言葉に、死者を弔う、という意味があるため、とても縁起が悪いんです。

その他にも、同じように発音の問題で、扇子や傘も避けるべきだと言われています。

そもそも卒業が困難!イタリアの卒業祝い

入るのは大変、出るのは簡単、と言われている日本の大学ですが、イタリアまったく逆。入学試験がなく、だれでも大学へ入れる代わりに、卒業できるのは半数程度となっています。

そんなイタリア、卒業式さぞかし盛大なのかと思ったら、なんと卒業式自体がありませんでした。というのも、イタリアの大学では一人一人が卒業日を決め、その日に卒論を発表。その後、その場で先生から合格をもらって、卒業していくんです。

卒論の発表も、先生と向かい合って……という形ではなく、家族や友人を卒論発表会へ招き、見届けてもらうのがイタリア式。無事に卒業が決まったら、月桂冠の冠をかぶり、レストランやパーティー会場でお祝いをします。

「もし卒論の中身が足りていなくて卒業できなかったら?」
と不安になりますが、卒論を制作している時点で、不備がある場合は先生の方から伝えられるため、合格はまず確定しているようです。

まるでお祭り!韓国の卒業祝い

大学進学が大きなステイタスになり、入学試験の様子がたびたびテレビでも紹介される韓国。無事に大学を卒業するその日は、大学周辺がお祝いムードになります。

卒業生へ贈る露店の花屋さん、卒業記念写真をその場で撮ってくれるサービスなど、商売人も熱の入るひと時です。その他にも、たくさんの露店がひしめき合い、街全体が祝賀ムードで盛り上がります。

大学生はガウンに角帽、というスタイルがメインです。各学校で、角帽投げをして、卒業を喜び合う様子がみられます。面白いのが、中学、高校の卒業式です。この制服とはもうお別れ! そんな気持ちを込めて、小麦粉をかけ合う風習があります。

卒業式の後は、家族で食事をしたり、友達と出かけたり。日本と似た過ごし方で、卒業を祝います。

遠い親戚でも大歓迎!フィリピンの卒業祝い

フレンドリーな性格で知られるフィリピン人。
その卒業祝いは、とても大らかで、門戸の広いものとなっています。

卒業祝いは主に自宅で行われ、大勢の人を招いて行われるのが一般的。
招待された人だけでなく、その知り合いも呼んで良いというから驚きです。

招待された人は、食事代兼お祝いとして、お金を持参します。
その他に、特別なプレゼントは必要ありません。血縁関係が近い場合は、プレゼントとして、普段使いできる電子機器などのアイテムを用意すると喜ばれます。

卒業生が一目でわかる!オランダの卒業祝い

卒業シーズンにオランダへ行ってみると、卒業生が住む家がすぐにわかります。
なぜかというと、オランダ国旗とともに、学校で使っていたカバンが飾られているからです。

これは、まだ手紙や電話がなかった頃の習慣が今でも残っているもの。
6~7月の卒業シーズンにオランダへ行くと、たくさんの国旗やカバンを目にできるでしょう。

卒業式の日には、家庭やレストランなどで、食事をしながら無事の卒業を祝います。
オランダの学生さんは、自分のカバンを掲げる日を楽しみに、日々頑張っているんでしょうね。

まとめ

場所が変われば、卒業式や卒業祝いの習慣もそれぞれ。
試験の難しい日本の場合は、合格や入学の方に焦点が当てられがちですが、世界では卒業の方に重きを置いている印象がありました。

卒業祝いが終わったら、次の入学祝いや就職祝いが待っています。
新しい門出に合わせて、相手にふさわしいプレゼントを贈れる人でいたいですね。

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