海外ウェディングと言えばやっぱりハワイ!
せっかくハワイで結婚式をするならば
憧れのハワイウェディング。芸能人やモデルなどのセレブな方々がよくハワイで結婚式を挙げているイメージで、一般人にはちょっと敷居が高いのでは、と思われがちですが、最近では色々なプランがあり結婚式のスタイルもバラエティに富んでいます。海が見える素敵な教会での結婚式も憧れますが、せっかくならハワイ古来の伝統的な結婚式であるカヒコウェディングがお勧めです。
ハワイの大地で伝統ウェディング
カヒコウェディングとは、ハワイの大自然の中で神々に祝福されて行われる神聖な儀式と言われており、ハワイのスピリチュアルな雰囲気を感じたいという方や、自然が好きな方、またはフラダンスが好きな方にも人気の結婚式です。
アロハシャツで結婚式?
結婚式の衣装はウェディングドレスではなく、男性はアロハシャツを着て、肩からは葉で出来たレイを下げます。女性はムームーというドレスに、頭にはレイポウという可愛らしい花の冠を着けます。どちらも日本ではリラックスするときに着られるような緩いイメージですが、ハワイでは昔から伝わる正装です。招待客もフォーマルなスーツやワンピースではなく、同じくアロハシャツやムームー、もしくは森林の中でも動きやすい普段着での参加をお勧めします。
挙式はカフと呼ばれる、儀式をつかさどる聖職者が進行役を務め、まずは聖水で新郎新婦と結婚式会場を清めるところから始まります。会場は緑に囲まれた森林の中にあり、キラキラした木漏れ日の中で新鮮な空気と小鳥たちのさえずりを聞きながら、リラックスした雰囲気で結婚式が行われます。ハワイ語で家族はオハナと呼ばれ、この会場では新郎新婦だけではなくオハナと自然、みんなが調和でき一体感が生まれます。
カフに従って誓いの言葉を交わした後は、聖水の飲み交わしという儀式が行われ、誓いを封印するという意味を込めてカパで二人を巻きます。カパとは、樹皮を叩いて引き延ばしたポリネシアの伝統工芸で布のように使います。織布がなかった時代にはカパを腰に巻いてフラダンスを踊っていたそうです。現在では作り手が居なくなってきていて、貴重な品となってきました。
鼻でキス?ホニとは
最後に指輪とレイの交換が行われ、誓いのキスの代わりにホニと呼ばれる鼻と鼻を擦りつけるハワイ式キスを交わします。ホニには、生命の息吹を吸い込み神々のスピリットを分かち合うという意味があり、新郎新婦が二人でこの動作を行うことでハワイの大地と神々から祝福を受けられると言われています。最後まで大自然と神々に敬意を払ったカヒコウェディングは一生忘れられない思い出になることでしょう。