自分たちだけのオリジナルな席次表を作るには?プロフィールや写真の使用について
席次表にはいろいろな内容を盛り込む
結婚式ではさまざまなペーパーアイテムを製作しますが、そのひとつに「席次表」があります。
席次表とは、結婚式会場での席順を表したものになり、結婚式を執り行う側にとってはそこまで重要性がないように感じる人もいるようです。
しかし、招待客は席次表があるととても助かります。
新郎新婦についてはある程度の認識があっても、彼らの仕事仲間や身内を知っているということはあまりないですし、自分の隣に座っている人は誰なのか、ということも知っておきたいものです。
最近は、招待客がより新郎新婦について理解できるよう、席次表にいろいろな項目を盛り込むことが一般的になってきています。
新郎新婦の顔写真やそれぞれのプロフィール、また席次表と合わせて式の進行表なども記載しておくことで、席次表を見れば結婚式のメンバーや式の流れが一目瞭然です。
こだわりの席次表で、招待客により結婚式を楽しんでいただきましょう。
プロフィールにはどんなことを書けばいいの?
それぞれの招待客は、新郎または新婦の基本的なプロフィールについては把握しているものの、相手側のプロフィールを把握していないことが多いです。
なので、2人のプロフィールを盛り込むのは必須。
生年月日や星座、血液型、出身地はもちろん、身長を書く人もいます。
2人の身長差がある場合は、身長を書くことで「こんなに身長が違うんだ」と招待客が理解することができ、ちょっと意外性があって楽しんでいただけるようですよ。
次に、新郎新婦がそれぞれ相手に対してどんな第一印象を持ったかということも記載している人が多いです。
交際期間が長かった2人ほど、第一印象は話題になります。
また、お互いの好きなところや初デートの場所など、交際の歴史を軽く振り返るような内容を盛り込むと、お互いをよく知らない招待客にもその人となりを理解してもらうことができますね。
そのほか、10年後の夫婦像やそれぞれの夢などを、新郎新婦ごとの視点で書いていることも。
これは招待客はもちろんですが、新郎新婦自身も後から振り返ってその夢を実現できているかを省みることができるので、自分たちも楽しめます。
また、仲人をお願いしている場合は仲人のプロフィールや、友人代表のスピーチ、歌などをお願いしているなど、協力をお願いしている人の簡単なプロフィールを記載している人もいます。
これは、招待客同士はお互いのことをほとんど知らない状態なので、余興を楽しんでいただくためにもぜひ盛り込むとよいでしょう。
基本的には、招待客が興味を持って読んでくれるような内容を書くのがベストです。
こだわりの席次表を作るメリットと気をつけたい点
席次表を作るメリットは、前述した新郎新婦をより理解してもらえることと、どんなゲストが来ているかということを招待客が把握できる点です。
そのほか、早めに受付をして会場入りした人が、式開始までに手持ち無沙汰にならず、席次表を見ながら時間を過ごすことができるというメリットもあります。
新郎新婦のお色直しや次の余興の準備など、意外と招待客が手持ち無沙汰になってしまう時間は多いので、その間にしっかり目を通してもらえるので無駄になることはまずありません。
席次表を作成する上で注意したい点は、両親や兄妹、親戚、会社の上司や同僚、学生時代の友人など、タイプの違うさまざまな人が目を通しますので、バランスがよい内容にすること。
友人向けにあまり砕けた内容だと、上司や親戚によい印象を与えませんし、あまりかしこまり過ぎると読んでもつまらない内容になってしまいます。
品を欠かない程度にユニークな内容をバランスよく盛り込むのが、多くの人に楽しんでもらえる席次表を作るポイントです。
デザインもオリジナルのものにこだわりたい
席次表のデザインは、招待状同様いろいろなものがありますので、2人のイメージに合ったデザインを取り入れるとよいでしょう。
会場の各席に置いておくものなので、会場の雰囲気に合ったものがベターです。
長く保管してもらえるような席次表を作るというのもひとつの方法。
席次表というと、テーブルに置いたままでそのうち料理などで汚れてしまうような印象を持っている人もいるかもしれませんが、しっかりしたパンフレットのような席次表を作れば、大切に持ち帰ってくれる人もいます。
表紙に新郎新婦の写真を飾り、開いたらそれぞれのプロフィールやQ&Aが、席次表はその中に取り外し可能なプリント用紙として挟んでおくという形で作っている人もいます。
裏表紙には今日の結婚式の招待客の写真を小さく掲載しておくのもいいですね。
席次表は、ただ結婚式の席順を記載しているものではなく、新郎新婦の歴史やこれからの2人の目標を紹介するためのペーパーアイテムとして大活躍します。
ぜひこだわりの席次表を作成して、より招待客に楽しんでいただける結婚式にしましょう。