伝統のアメリカン・ウェディングとウェディングツリー
結婚式の費用は?
まず日本人、特に女性にとって驚きなのが、アメリカの伝統的な結婚式では、挙式から披露宴、衣装やカメラマンなど、新婦側が費用をすべて負担するということです。新郎側は代わりにハネムーン代金を負担するそうです。
ちょっと意外ですが、新婦にとっては自分好みの結婚式に出来て逆に良いのかもしれません。
幸せになれるサムシングフォーとは
結婚式のプランを立てる際、まずは自分たちのテーマカラーを決めます。この色は結婚式のメインカラーとして、カードや飾り付け、ナプキンやお花、ブライズメイドの衣装など、すべてに統一して使われます。他にはアメリカの伝統として、Something Fourを用意します。これは、「何か古いもの」家族とのつながりを象徴するもの。「何か新しいもの」二人の未来を象徴するもの。「何か借りたもの」友人とのつながりを象徴するもの。「何か青いもの」聖母マリアの象徴となる色で純潔を表す。
以上の4つを新婦が身に付けると、幸せになれるとされています。
レンタルドレスがない?
アメリカの結婚式ではウェディングドレスは基本的に購入したものを着用します。日本の様にドレスのレンタルはほぼありません。
また、ドレスは結婚式当日まで新郎には見せてはいけないしきたりになっているので、ドレス選びは通常家族や友人と行います。新郎は結婚式当日に新婦のドレス姿を見て美しさに感動するのだとか・・・。
また、ブライズメイド、アッシャーマンというカップルの親友や兄弟が二人をサポートする習慣もあり、こちらに選ばれた方々は当日お揃いの衣装を着てカップルの隣に並びます。
日本でも人気のウェディングツリー
招待客は会場へ着くと、まずはゲストブックに記入するのが通例ですが、最近の流行はウェディングツリーだそうです。
これは木の幹と枝だけの絵が用意されていて、ゲストは自分の指にインクを付けて拇印を葉に見立てて木を飾っていくのです。自分の拇印の下にはサインやお祝いメッセージを一言添えることも。
結婚式が終わると完成したウェディングツリーを額縁に入れて新居に飾ったりも出来るので良いアイデアとして日本でも最近人気が出ているようです。
パーティーといえばダンス!
披露宴での一番の見せ場は、新郎新婦のファーストダンス。会場の中央で二人が踊る姿はとてもロマンチックで、ゲストもうっとりします。二人のダンスが終わると、新婦と新郎のお父さんや、新郎と新婦のお母さんなど、パートナーを変えてダンスは続きます。
もちろんゲストが参加しても大丈夫です。ロマンチックなダンスが終わると、DJがノリの良い音楽を掛けて宴会に切り替わり、パーティーは夜遅くまで続くこともあります。