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11.92016
ふたつの家族を結ぶ「結納」の伝統
結婚が決まったら、両家で婚姻の約束を交わす最初の儀式が「結納」と「顔合わせ」です。
結婚に対する自由な考え方が広がってきた昨今、厳粛でお金がかかるイメージの結納行事は
しないというカップルも増えてきました。
そもそも結納ってどんなものなのでしょう?
「結」は両家が結びつくこと、「納」は贈りものを納めることを表しているとされています。
口約束で「結婚しよう」とは言ったものの、やはり実感も湧かないし確かな形がないと
不安になってしまいますよね。
そんなふたりの関係を、公の儀式を執り行うことで確実なものにし
けじめをつけるという意味で大切な節目の行事なのです。
お互いの家が結びつく意味合いはもちろん、男性にとっては女性を立派に育ててくれた
相手の親への感謝・敬意を伝える場でもあります。
新郎新婦自身にとっても、これからの決意と結婚の重みを感じる大きなイベントになります。
「結婚に対する自覚が芽生えた」、「家族同士の大切な時間をゆっくりと持てた」など、
する予定はなかったけれど、実際にやってみて良かったという声はよく聞きます。
金銭面や煩わしさで敬遠する人もいますが、最近では仲人を立てずホテルなどで行う略式の結納もあります。
予算に合わせて相談してみましょう。
<結納にまつわる豆知識>
◇服装は両家でそろえて
男性はスーツ、女性は振袖・ドレスなど、フォーマルな服装で。
正装か準正装にするか、洋装か和装かの確認は両家で行いましょう。
◇関東式、関西式、九州式…多様なスタイル
結納品のスタイルには地域差があります。
関東式と関西式では結納品の内容や飾り方も異なり、地方による細かい違いも。
事前にしっかりと打ち合わせを。
◇結納返しって?
女性側が男性側へ贈るお返しを指し、結納品のお礼、そして「よろしくお願いします」という
気持ちを込めています。結納金の約半分を返す、後日に1割程度を返すなど、
こちらもスタイルの違いがあります。現金ではなく、腕時計や電化製品など、実用的なものを贈ることも。
詳細な進行の仕方や会場の選び方は、専門サイトなどチェックしてみてください。
式の最後で両家で撮った記念写真から、思い出のシーンを似顔絵にするのもいいかもしれませんね!